1/16/2012

ネパール教育の現状

ネパールはアジアの中でも最も貧しい国と言われています。他の途上国同様、貧富の差が大きく、特に子供達の教育を受ける権利にその差が顕著に現れています。
ネパールの教育の現状を表す数字としては、識字率があり、ネパール政府の発表によれば、36%です。しかし実際は、26%とも言われています。

また男女格差が、南アジア地域は大きく、ネパールも例外ではありません。女性は男性に従うもの、という社会的通念から、「女性に教育は不要である」ということが常識になっている村もいまだに多くあります。

ネパール女性の成人識字率は男性の37%に対し、11%といわれてます。現在では、小学校には90%の子供達が入学しています。しかし、1年で中途退学する子どもが多く、卒業できる生徒は、男女合わせて4分の1です。

退学する理由は、学費が払えないことと、重要な労働力であることがほとんどです。­学校はネパール全土で1000校が不足しているといわれています。

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ネパールの国旗