5/24/2010

お客様とのお話

今日はさわやかな五月晴れ、午前はスクールの授業があり、午後は2人施術のお客様がお見えになりました。

午後1時半からのOさん、連休を富士山のふもとの別荘で過ごされたそうです。「今年は雪が沢山降ったので、富士山が本当にきれいだったの。朝小鳥の声で目覚めるのよ。桜が満開でね。犬も大喜びで走り回っていたわ。」

雄大な富士山が目の前に見えるようですよね。

そして4時にお見えになったAさん。お友達の車で、草津に行かれたそうです。「マンションなんだけど、温泉の大浴場もあって、露天風呂もあるのよ。山の方に行ったら雪がいっぱいあってね。きれいだったわ。」

聞いているだけで楽しくなりますね。

お客様の話の中で自分も旅行した気分です。

この仕事は、色々な方に出会いながら、色々な人生を共に体験できるのがとても素敵だし、私がこの仕事が大好きな理由の一つなのかもしれません。

お客様のお話にストレスを感じないコツは、頭の中で映像化しながら一方的に聞く事、あくまでもお客様の立場で。ゆったりとうなずきつつ。

してはいけない事があります。
お客様のお話を聞きながら自分の同じような体験を思い出すことがあるのですが、お客様がご自分のお話を十分話終わらない内に「実は私も...」と話し出す人がいます。

これは聞き手として失格です。自分では聞いてあげたつもりでも、お客様からすると「あの人は自分の話ばかりしてる。」と言う印象を与えご満足いただけません。

もう1つは、悩み、心配事を打ち明けられる事も少なくないのですが、「どう思う」と聞かれた時に「、交通整理のおまわりさん」や「、裁判官」になってはいけないという事です。

「右に行かなきゃだめですよ。」「それは絶対だめです。」と。

まずは相手の気持ちを代弁する事。「それってお辛いですよね。」「本当に頑張って来られたんですね。」と。

お客様は、意外と自分の気持ちを誰かに分かって欲しいだけだったり、自分の答えを実はすでにもっていたりします。

「どう思う」と聞かれた時に、「ooさんはどう思われるんですか。」と返して見ましょう。

大概の場合、ご自分で話はじめられ、ご自分の気持ちを整理していかれます。
その過程もできるだけ自分の考えをはさまず、お客様の気持ちをフィードバックする事に心がけます。

もし自分の意見を言うとすれば、「これは私の考えですが、」と前置きします。すると
「聞こうと聞くまいとあなたの自由です。」と感じお客様も楽に聞く事ができます。

お客様のプライベートに関しては「守秘義務」を守ると言う事もたいさつなことです。